= 底釣りを極める! =
底釣り とは 巨べら釣り に限らず へら鮒釣り をする為の釣り方の一つになる。皆さんも一度位はこの釣りをした事が有ると思うが、この [ 底釣り ] をした事の無い方へ簡単な説明をしよう。イメージとしては、釣りをする ポイント の 水深を測り その 水深の底部分にエサを着け 釣ると言うスタイルである。そして [ 底釣り ] には、細かく分けると幾つかの形が存在する。その幾つかの形を以下に記載する。
釣り方1. 上バリトントン
釣り方2. 共ズラシ...etc
釣り方3. 大ベタ・スーパーライトドボン
釣り方4. オモリベタ
釣り方5. 段差の底釣り
上バリトントン ( 片ズラシ )
先ずこの釣り方が 底釣り の基本形になる。又、この状態からハリの [ 這わせ方 ] により表現が変わってくる。それは後に説明するとしてどんな状態が 上バリトントン なのか? ハリが二本空バリ ( エサが付いて無い ) 状態で両方共に底に着いている状態の事を指している。そしてここでの ポイント は、上のハリス [ 短ス ] が空バリ状態で底に ( トントン / 丁度 ) ハリが着いている状態だと言う事。そう ! そしてこの表現方法 [ 上バリトントン ] なる言葉はこのハリの状態から言われるようになった !! 通常のハリス段差は 5cm ~ 10cm とする 巨べら師 が多い。
* 底の状態や ( 駆け上がり等 / 藻の中等 / ヘドロ層等 ) ハリが大きいとハリスの段差が大きくなる傾向にある !!
共ズラシ
この釣り方は [ 上バリトントン ] からの延長線上の釣り方になる。細かく分けると言い方が複雑になる為、あえて括って説明をしていく。言葉の表現的には [ 片ズラシ ] と似ている 共ズラシ。そしてこの 共ズラシ もこの表現通りなので有る。ハリが二本共空バリ ( エサが付いて無い ) 状態で [ 上バリトントン ] ( 片ズラシ ) の場合は [ 短ス ] が丁度底に着いている事を指した。なので [ 長ス ] だけが這わさっている状態だ。それが 共ズラシ の場合 [ 短ス ] 自体も底に這わせるイメージになる。
* この設定方法は後に説明させて頂く事にする !! そしてこの這わせ方 ( ズラシ幅 ) により表現方法が増える為あえて [ 共ズラシ ] で括らせて頂いた。 共ズラシ 時のハリス段差はケースByケースで決めた方が良い。狭い段差が良いのか広い段差が良いのかは状況により判断する。そして個人的には、段差 5cm ~ 10cm を基準に釣り始める事をお勧めする !!
大ベタor(スーパーライトドボン)
この釣り方も [ 上バリトントン ] からの延長線上の釣り方になる。しかしこの [ 大ベタ ] なる釣り方は、上記のモノと少々異なる。上記の [ 上バリトントン ] & [ 共ズラシ ] は、底を切った状態だと浮きトップの何れかに [ エサ落ち ] が事前に決められていた。しかしこの [ 大ベタ ] なる釣り方は、 浮きが完全に沈み切ってしまうオモリ量 を付けて、その後エサ落ちとなる箇所迄、浮き下を調整するので在る。その オモリ量 も多過ぎでは駄目で 「 ゆっくりと沈み切る 」 程度の オモリ量 で調整する。その後、使用する浮きにも因るが私の場合 トップ2節出し を基準にしてる。これ以上トップを出してしまうと、以下に紹介する [ オモリベタ ] と同じになってしまうからだ。これがこの 大ベタ の特徴であり、又 [ スーパーライトドボン ] なる釣り方と言われる所以で在る。しかし [ ドボン ] なる釣り方とは少し違うと言う事を覚えておこう !!
* 此方で紹介してる [ 大ベタ ] は、通常の [ 大ベタ ] とは異なります。厳密に言えば上記にて記載して有ります 共ズラシ のオモリがもっと下に下がり、ハリスがもっと底に弛んでる事を [ 大ベタ ] と表現します。
>> YouTube動画 / スーパーライトドボン(大ベタ)セッティング
オモリベタ
この釣り方も [ 上バリトントン ] からの延長線上の釣り方になる。がしかしこの状態は上記のモノと少々異なる。上記の [ 上バリトントン ] & [ 共ズラシ ] は浮きを沈める為の オモリ 自体がハリス自体を幾ら這わせても宙に浮いていた。がこの [ オモリベタ ] なる状態は オモリ 自体が底に寝ている状態で オモリ より下の [ ハリス / ハリ ] は、当然のように底に這っている ( 寝て ) 状態の事を指す !! ここがこの オモリベタ の特徴であり、又 [ ドボン ] なる釣り方と混同される部分なので有る。しかし [ ドボン ] なる釣り方とは違うと言う事を覚えておこう !!
段差の底釣り
この釣り方は、言葉通り [ 段差 ] の有る釣り方になる。底を測る時には [ 長ス ] にタナ取りゴムを付けて底を測るのである。その為、下のハリ [ 長ス ] が底に着き上のハリ [ 短ス ] は宙ぶらりで釣りをするスタイルになる。そしてこの釣り方のキーポイントは [ ハリス段差 ] を何cm 取るかによって大きく釣果を左右してしまう事。適当な決め方は避け [ 状況 / 魚影の濃さ / 狙う水深 / 使用するエサ等 ] を考慮し長さを決める事。基本的なハリス段差は [ 15cm ~ 60cm ] とする 巨べら師 が多いが、釣り始めてからそのフィールドにあったハリス段差を逸早く見つけ出す方が適切である。又、野釣りフィールドではこの釣法が通用しないパターンが意外に多い。なのでそのフィールドに有った釣り方を選択し釣果を得る事も 巨べら師 になる為の重要課題になる !!
= 基本的なエサ落ちの取り方 =
先ず私の場合、同じ 底釣り をする場合で在っても、釣り場や狙う状況等により使用する 浮き が違うのである。山上湖等の深場での 底釣り と平場で浅瀬の 底釣り の 浮き が同じでは可笑しい事は判るであろう。当然状況に合わせた仕様の 浮き を使う訳だが、その使用する トップ 素材により エサ落ち も変わると云う事を念頭に入れ読み進んで頂きたい。
底を測る [ タナ測り ] 前に当然行わなければならない事が有る。それが以下に記載する エサ落ち なるモノで有る。
* 以下の ① でのエサ落ち箇所
ここでの ポイント は浅ダナ時と違い [ なるべく釣りをするタナに近い水深 ] で [ バランス / エサ落ち ] を取る事である。当然両バリ共に底には着いていない状態でバランスを取ると言う事だ。ここで言うエサ落ちとは、くれぐれも勘違いして欲しくないのが [ 底を測った ] 時のエサ落ちとは違うと言う事 !! あくまでも底を切った状態で [ ハリ ] には何も付いて無く 板オモリ と他の付属類だけで以下の ① まで沈ませると言う事である。俗に言う バランスを取る と言う事である。結局この状態が純粋なエサ落ち箇所になると言う事を覚えて措く事。そして以下に記載してある ① の下の箇所が ( 点線部 ) 何故出てくるのか? 判った方は素晴らしい。そうである !! 宙ぶらり状態で負荷の掛かっていた両バリが底に着く事により負荷量が無くなっている。だから・当然使用するハリの大きさにより負荷量の減少も当然変わってくる。
- 上バリトントン時のエサ落ち
- まず [ 正確 ] には、① のところで エサ落ち を決める。それが右記のエサ落ち箇所で有る。
[ 余談 ] 未使用の浮きの場合、光沢用ワックスやコンパウンド等が塗られている可能性が有る為、ボール等に水を入れ暫く水につけてから使用すると後に目盛の狂いに惑わされずにすむ事が在る。[ 余談終了 ]
当然 2本の [ 空バリ ] が付きハリ自体宙層に有る状態が ① そして 底を測り 2本の [ 空バリ ] が底に着く。すると 巨べら 用のハリ自体 [ 10号 ~ 18号 ] クラスを使用する為、その重いハリ自体の自重が消されれば当然先に決めてある エサ落ち は ① の部分よりも下の目盛が出てくる。 (実際、使用してるハリの大きさにより出てくる目盛りは異なる)
なので ① より下の ( 箇所 ) の目盛が全て出ている事が理想的な エサ落ち になる。又 ② で エサ落ち を取る場合イメージとしては [ 速く浮きを戻したい ] とか [ 重めのエサで深馴染みさせたい ] 等の場合に有効な手段で有る。これはあくまで同じ浮きを使用したらの例で有る。
* 尚、エサ落ちは、使用するハリの大きさや底の状態により異なる。
- 共ズラシ時のエサ落ち
- 次に 共ズラシ である。通常は 上バリトントン からスタートするのがベターで有る。しかし 共ズラシ を行う形になった時に今回のこの エサ落ち が為になる。当然 共ズラシ なる釣り方になった場合、色々なケースが考えられる。
[ 流れ / 喰い渋り / 待ち釣り / エサを落ち着かせたい ] etc...等々
基本的な エサ落ち ( 底を取っていない状態 ) は ① の箇所になる。そして 上バリトントン と大きく違うところは、空バリの状態で完全に両バリ共に [ 這わせて ] しまう事。そして エサ落ち は ① の部分よりも下の目盛が出てくるから ① の下の [ ピンク ] の目盛が全て出ている箇所が理想的な エサ落ち になる。と言いたい所だが当然ハリのサイズやハリスの這わせ方により若干の誤差は出る。 (実際、使用してるハリの大きさにより出てくる目盛りは異なる)
そしてもう一つ注意事項が。底の状態やハリ自体の大きさにより自身がイメージしている状態とは全く違う状態になってしまっている可能性が有る。一番多いパターンが [ 思ったよりもハリ自体を這わせられて無い ] 状態で有る。しかしこれは文字を並べるより経験して貰わないと判らないだろう。
- 大ベタ・スーパーライトドボン時のエサ落ち
- 次に 大ベタ・スーパーライトドボン である。通常は、上記にも記して在るが 「 ゆっくりと沈み切る 」 程度の オモリ量 で沈没させる。この時、重過ぎる オモリ量 だと後で浮き下を調整する時に微調整が難しくなるのである。私の手順を記載する。先ずは 浮きが完全に沈み切った状態 ① を確認する。
次に トップ突端スレスレ ② が水面上に出る様に浮き下を調整する。
この確認作業をキッチリと遣ろう。
そして最後に再度 浮き下を調整 し、私の場合 トップ2節 ③ が出る様に微調整する。此れが 大ベタ・スーパーライトドボン の空バリスタート時の エサ落ち 箇所になる。ここで注意が必要なのが 浮力の無い浮き だと [ 仕掛けの重さ ] に負けてしまい [ オモリベタ ] になってしまう可能性が在る。又、使用する浮きのメモリの粗さに因り異なる。メモリが細かいタイプを使用する場合は エサ落ち を トップ3節出し 等、自身の愛用す浮きに合わせた エサ落ち で設定する事をお勧めする。但し、トップを出し過ぎると [ オモリベタ ] になってしまう可能性が在るので繊細な調整が必要である。水中では上記の [ 大ベタ or スーパーライトドボン ] イラストの様になるのがベターで在る。
馴染み方としては、両バリにエサを付けて振り込むと トップ突端スレスレ が出た辺りで確りと止まり、周りに魚が居れば サワリ や 戻し 等が直ぐに出る。その後は、通常の釣り方と何ら変わらないアタリの取り方で対応出来る。チョッと癖が在る釣り方なので慣れるまで少し時間を要するかも知れないが、物凄い威力を発揮する釣り方なので是非マスターしよう。昔より使われてた [ 大ベタ ] なる釣り方が現代の 大ベタ・スーパーライトドボン なる釣り方として威力を発揮する。
- オモリベタ時のエサ落ち
- そして次は オモリベタ である。基本的な エサ落ち は ① の箇所になる。これは バランス を取ったオモリ自体底に [ 這わせて ] しまう為、使用する浮きやハリの大きさにより異なるが ① の下の [ 白色 ] が出るようにする。
* 結局の所、使用する浮きよりもオモリ自体が重ければ浮きの エサ落ち は好きな箇所に決められる !!
* 又、状況により ② で エサ落ち を取る事も在る。そして通常の エサ落ち よりトップ上部に近い箇所で エサ落ち を決める理由は [ 浮き ] の浮力自体を最大限に殺す為で有る。 エサ落ち がトップ上部に近い程 [ サワリ方 ] や [ アタリの出し方 ] も敏感に伝わる筈である。但し注意点が幾つか有る。それは幾らバランス釣りの延長線上の釣りとは言え、仕掛け自体が底に寝ている訳で有るから [ 浮き ] に伝わるアタリの強弱は [ 弱く ] なる。そして当然スレアタリの確立も高くなる。ただ、釣りスタイルの一つとしてこの釣法を学んでおいて損は無い。何故なら [ ドボン ] なる釣法で通用しないフィールドが得てしてこの [ オモリベタ ] なる仕掛けを用いる事で好釣果を得られる場合が多いのだ。
- 段差の底釣りエサ落ち
- 最後は 段差の底釣り で在る。基本的な エサ落ち は ① にて バランス を取る。又、状況によっては馴染ませる途中のストロークを生かす為 ② で バランス を取る事もある。そしてこの釣り方のポイントになる [ 片側 ( 長ス / ハリ ) ] のみが底に着く状態でタナ測りをする為、ハリ一本分の重さが消える事になる。そしてハリをどの程度這わせるかにもよるが目安としては ① の下の [ 白色 ] が出きった箇所を基本にしよう。 (実際、愛用してる浮きにより出す目盛りは異なる)
そして 段差の底釣り をする場合、ハリスの段差の幅により釣果自体大きく左右される。イメージとしては [ 底に寄り切らない・底より一寸上に居る巨べらを上の層から追わせ食わせる ] と言った釣法になるのだ。そして今までの他の底釣りと大きく違う箇所がある。それは [ 短ス / ハリ ] は宙ブラリの状態だと云う事である。なのでこの釣り方の肝となるのは、如何に理想的な [ ハリスの段差 ] を見つけ出すかではないだろうか。
= タナの測り方 =
恐らくこの 底釣り を極める為の 9割り方は [ タナの測り方 ] ( 底測り ) と言っても過言では無い。これは何と言っても理屈で覚えるより実践にて回数をこなしていくしか方法が無い。してその方法とは?
上記に記載して有る [ バランス設定 ] ( エサ落ち ) を決めたら使用する [ 浮き ] がゆっくりと沈む位の [ タナ取りゴム ] を使用し [ 浮きトップ ] の最先端部 ( 右斜め下イラスト参考 ) が水面上ギリギリに出るよう水深を測る。この時 [ 浮き ] の浮力よりもはるかに重い [ タナ取りゴム ] を使用するとタナの測り方がとても難しくなる為、理想的なのは使用する [ 浮き ] の浮力に適した [ タナ取りゴム ] を用意する事。もし丁度良いサイズの [ タナ取りゴム ] が無い場合や、タナの測り方に不慣れなうちは...
* 1 発砲フロート等の補助釣具を使用する事をお勧めする。発砲フロート等を使用すると [ 浮き ] の真下を測りやすくする効果がある為、道具箱に忍ばせて置く方が得策だろう。
そしてトップスレスレで水深を測る理由は [ 浮き ] の浮力を最大限に殺した状態で水深を測りたいからで有る。トップ部分の目盛の途中箇所で水深を測ると [ 余分 ] な浮力が出て、釣りをする [ 浮き ] の真下の底より如何しても先の底を測ってしまう可能性が有るのだ。慣れていればその状態から合わせていけるだろうが横着はせずしっかりと基本的な事はマスターしよう。
* 此方で紹介してる 大ベタ・スーパーライトドボン の場合 タナ取りゴム等を使ったタナ測り作業はしません。
そしてそのトップスレスレ部分にトンボを合わせる。判らなければ [ 仕掛けの作り方 - 巨べら師養成所 ] を参考に。そして最後に各 [ 底釣り ] 用に設定した エサ落ち 目盛に [ 浮き ] を移動する。くれぐれも水深を測ってあるトンボはずらさない事 !! その後 [ 空バリ ] の状態で仕掛けを振込んで確認する事。設定してある エサ落ち 目盛より ( 下部 ) が出てくれば大方の水深は測れていると思ってよい。 ( 但し、使用してるハリの大きさや底の状態により下部が出て来ない場合も在る ) 又、そこから 必ず [ 浮き下を微調整 ] する事。その 微調整 する [ 何mm ] が釣果を大きく左右するので在る。とにかくこの [ 底釣り ] は底の測り方が全てで有る。そして何より [ 習うより慣れろ !! ] の釣り方で有る。初めは戸惑い面倒に感じる事も在るかと思うが、回数をこなし基本をマスターすれば、この上ない強い釣り方になるはずである。
補足 : 私は市販されている [ タナ取りゴム ] と自家製の [ タナ取りゴム ] を使い分けている。何故なら [ 丁度良い重さ ] のゴムが無いのと自身で製作すると [ 色々な重さ ] の物ができるからである。又、安上がりなのも良い。 私の場合、使用出来なくなった [ ゴム管 ] を利用する。勿論、市販されている自分で切るタイプの [ ゴム管 ] を買ってきても良い。その [ ゴム管 ] の中に薄く切った [ 板オモリ ] を入れていく。自分の愛用している [ 浮き ] の浮力を考慮し幾つか用意しておくと便利である。又、万一 フィールド に落としてしまっても自身で作ればいくらでも用意できる。但し、浮力の在る [ 浮き ] には不向きであるので注意が必要。
通常、私は自家製の [ タナ取りゴム ] と市販されている [ タナ取りゴム ] を使い分けるが、浮力の有る浮き等を使用する事が殆どでその場合、市販の [ タナ取りゴム ] を使用する。その理由は、単純で・軽すぎる [ タナ取りゴム ] だと障害物が邪魔になりきちんと底が測れない可能性が有るからだ。逆にこのままだと [ タナ取りゴム ] 自体が重過ぎる可能性が有るので、その時は [ 発砲フロート ] を使用する。
* 1. 上記に記載した通り、初心者はこちらで [ タナ測り ] を行う方が無難であろう。何故なら [ 発砲フロート ] が付く事により正確に浮き下を測れるのである。釣るタナが [ 竿一杯 ] でのチョウチン底釣りなら [ タナ測り ] も容易だが、竿先から浮きが離れてると、遊びが多い分、 [ タナ測り ] が結構厄介なのである。そんな時も [ フロート ] を付けると測り易くなる。高いモノでは無いので大きさ別に揃えて置けば、この上ない心強いアイテムに成る事は言うまでもない。
= 浮きのナジミ幅 =
そして タナ測り が終わったらいよいよ [ 浮き ] の ナジミ幅 の説明だ。
この [ 浮き ] の ナジミ幅 によって大きく釣果が変わってしまうから心して取りかかるように !!
- 浮き - パイプトップ編
- 通常の パイプトップ ( セル等 ) の場合...
ボディの形状にもよるが [ 羽根 / 1本取り ~ 2枚合わせ ] 以上等、上記の各底釣りでの エサ落ち 箇所だった場合を想定して話を進める。
» 両ダンゴ ( マッシュ含む ) & グルテンセット & 両グル
この類のエサで 上バリトントン だったら [ 1節 ~ 4節 ] 迄を目安に馴染ませる。それ以上馴染ませるのは危険で有る。当然使用するエサの重さや使用するハリの大きさにもより異なるが、それ以上馴染むと言う事は 上バリトントン になっていない状態が考えられる。逆に [ 1節 ] も馴染まない場合も同じで有る。そんな中 [ 浮き ] の ナジミ幅 で底測りを微調整するくらいに釣り込んでいれば鬼に金棒で有る。そして使い慣れた [ 浮き ] を使用する意味がここでも活きてくるのである。
» 両ダンゴ ( マッシュ含む ) & グルテンセット & 両グル
この類のエサで 共ズラシ だったら [ 1節 ~ 2節 ] 迄を目安に馴染ませる。それ以上でも以下でも危険で有る。但し 共ズラシ の場合 [ 這わせ ] ている状態により ナジミ幅 が異なる為、あくまでも [ 基本 ] として ナジミ幅 をインプットしておく事 !!
» 両ダンゴ ( マッシュ含む ) & グルテンセット & 両グル
この類のエサで オモリベタ だったら ナジミ幅 を出さないのが普通で有る。但し [ 風 ] や [ 流れ ] があり必然的に馴染む事はある。又、振込む際に沖目に振込めば当然 ナジミ幅 が出てくる。しかし [ バランス ] を取る為のオモリ自体が底に着いてる以上 ナジミ幅 は本来出ないのである。
» 両ダンゴ ( マッシュ含む ) & グルテンセット & 両グル
この類のエサで 段差の底釣り だったら余り 巨べら フィールドでこの釣り方をしないかも知れないが。どちらかと言うと管理釣り場から生まれてきた釣り方なのでセット釣りオンリーな釣り方になる事も。もしこの釣り方をするので有れば [ PCタイプ ] か [ ムクタイプ ] の浮きを使用した方が良いであろう。完全に浮きの [ ストローク ] を生かす釣り方になる為。 ナジミ幅 の目安は段差の幅にもよるが [ 5節 ~ 7節 ] が目安といったところか。
- 浮き - PCトップ & ムクトップ編
- 次に PCトップ の場合
パイプトップ と ムクトップ の 中間アイテム だと認識して欲しい。但しここでの説明で 中間アイテム なる表現はあくまで [ 底釣り用 ] の仕様で作られた [ 浮き ] に限ってとご理解頂きたい。形状 ( ボディ ) は [ 2枚合わせ ~ 3枚合わせ ] 以上等での仕様が多いだろう。そして 中間アイテム なる意味は [ トップの浮力 ] ( 自重 ) の事を指しているのだ。 パイプトップ はその素材だけでも水面に浮くのである。 PCトップ は [ ムクトップ ] よりは自重が軽いが、その素材だけだと水に浮く事が出来ない。そして パイプトップ より浮力が無い。この上記の事を頭に叩き込み浮きの ナジミ幅 の基本を抑えよう。又 PCトップ や [ ムクトップ ] の場合、直径が細い為、意図的に目盛自体を幅広く塗ってある場合が多い。 パイプトップ の 1.2 ~ 2倍程の目盛感覚になるか。 ( 細かい目盛仕様も有るが ) なので パイプトップ での ナジミ幅 を目安にシュミレーションしよう。両浮き共に各底釣りの ナジミ幅 は 1.2 ~ 2倍 を基準に。ただ一概には言えないがボディの浮力自体も パイプトップ の場合と違うはずなのである。そこを考慮するとやはりご自身でその 浮き を使い込んでベストな エサ落ち とベストな ナジミ幅 を探り当てて頂きそして [ ここでアタレば絶対に乗る !! ] 的、一連の動作を確立して頂ければこんな私の Webサイト を閲覧しなくても結果は付いて来る筈である。さぁ !! 底釣りを極めるのだ !!
* 注 意
この 巨べら師養成所 に記載されている内容は、サイト監修する へらマニア の独断と偏見で構築されてます。予めご理解の元・ご利用下さい。又 巨べら師養成所 並びにサイト内にてリンクする [ 巨べら師養成所フォトギャラ ] 並びに [ 巨べら専用浮き-Mania ] を閲覧・愛読・愛用しただけでは 巨べら なる強モノを釣り上げる事は出来ません。しかし 巨べら 釣りをする為の基礎情報は、限りなく掲載して在りますのでお気軽にご利用下さい。