= 巨べらポイント選定 =
巨べらポイント選定 とは...
巨べら師養成所 - 管理人 が釣行した各フィールドの ポイント 選定基準方法を掲載するページである。
勿論、各フィールドによって選択基準が違ってくる。 [ ダム ] [ 湖 ] [ 川 ] [ 沼 ] ...etc
当然その ポイント 選定によって大きく釣果が変わってしまう可能性が在る。又、狙う季節や釣行時期によってもその ポイント 選定も異なるので履き違え無い様に。そして肝心なのは、ただ [ 釣果 ] を得る為の ポイント と 巨べら を得る為の ポイント は得てして違うと言う事だ。そんな事も織り交ぜながら、このページも 管理人 の独断と偏見で・自身の体験を交えながら記載していくので参考にしてくれ。
* 初めて釣行するフィールド
此処では [ 初めて釣行 ] するフィールドに関しては以下にチェックポイントを記載して置く。
どちらかと言うと 巨べら 釣りに限った内容では無く通常の へら鮒釣り の基本中の基本てところか。又、その [ 要所要所 ] に各チェックポイントが入ってくるので先ずはここから入るのがベターで有ろう。そして自身の経験を加味してくれ。
1. 釣行前に出来るだけ情報収集する事 !!
2. 現地にて常連に話を聞く事 !! ( 浅い / 深い等 / 近況確認 / 主要エサの確認 / 釣果の出る時間帯等 )
3. 全域を成るべく観て回る !! ( ポイントの差別化 )
4. 障害物の有無 !! ( 杭 / オダ / メクラオダ等 )
5. 出来る限り日陰になるポイント !! ( 橋桁 / 桟橋 / 覆い木下等 )
6. モジリの有無 !! ( 沖目 / 障害物等 )
7. そのポイントの特徴を確認する !! ( 水深 / 障害物等 / 流れ込み等 / ポイントの地形等 )
8. 自分の [ やりたい釣り ] を考慮する !! ( 釣果を優先するか一発大型狙いか等 )
上記に記載した事が基本項目になるが、その時によってチェック出来ない項目も出てくるで有ろう。
それでもチェック出来る項目は全てチェックしその時足りない情報は何時か何処かで集めれば良い。
実際、竿を出さないと判らない部分も多々存在するからである。そして次に生かす [ 一手 ] を探す事も大切な事である。
先を見据えた釣行スタイルも又自身の大切な [ 引き出し ] になるからで有る。
注 : 最大のチャンスとなるのは 乗っ込み期 のシーズンで在る。春先になると 巨べら (雌) が卵を産む為に [ 巣離れ ] し気温の上昇と共に水温が上がり [ ゴミ溜 ] [ 浮きオダ ] 等に ハタキ 始める。釣り場に因っては、水位が上がらないと ハタキ 場所が無い為・ 増水 と 水温上昇 なる現象・そして 雨 と雨降り後の 濁り なる現象は、この 巨べら釣り に措いては大切な キーポイント になる。通常 巨べら (雌) なる魚は、冬の間は行動範囲が狭く、接岸もしなければ殆ど捕食もしない。しかしこの ハタキ の季節だけは、浅瀬に入り込みエサを捕食する等の行動を取る。 * 釣り場や環境により異なる。
そしてその ハタキ なる行為は、釣り場や水温・又、環境に因って異なるが、およそ 1シーズンで 2~3回 (1回で終わる所も在れば・もっと回数が多い所も在る) 在ると言われてる。其処には、水温が密接に関係しており、又・気温や雨降るタイミングも絡んでくる。なので前回の [ 叩いた時が何日前なのか? ] [ 次回の叩きは何時なのか? ] 等を考慮し、雨の降るタイミングを見計らい現場に出向く方が 巨べら に出会えるチャンスが増える筈である。
ワンポイント - 巨べらが好む ( 育つ ) 水質
この 巨べら 釣りを嗜まれる方はもうご存知のはず。如何なる水質が 巨べら なるモノを育て上げるのか ? それは言わずと知れた [ 植物性プランクトン ] や [ アオコ ] 等が発生する水質である。勿論 [ 動物性プランクトン ] も好まれる。この様な水質のフィールドは限りなく 巨べら が潜む可能性が高くなる。勿論、この水質だからと言って絶対潜むとは限らない。そしてその他諸々の条件が揃わないと 巨べら なる強モノにはなら無いのである。しかしこの水質で有る方が限りなく良い事は事実である。但し、この水質のデメリットも存在する。先ず一つ目。 巨べら 自体この [ アオコ ] が大好物で有る。それ故、これが大量発生している時は私共のエサ等 見向き もしない。そしてもう一つ。それは [ 酸欠 ] や [ 雨 ] 等が降らず [ アオコ ] や [ プランクトン ] が死滅した時等。水が赤くなる ( 赤潮現象 ) だ。その時ばかりは 巨べら 達も全く口を使わなくなる。我々人間達はその水質が良化するまで全くの [ お手上げ状態 ] なのである。自然が起こす現象はやはり 凄い の一言。そんな事を念頭に置きながらこの ポイント選定 を紹介するので参考にしてくれ。
- ポイント選定 - 1人で釣れるポイントを選べ !!
- 陸っぱりでも舟でもそうだが、成るべく 1人で釣れるポイント を選ぶ事である。陸っぱりなら [ 1人しか入れないポイント ] や [ 入りづらいポイント ] 等がお勧めで有る。舟での釣りなら [ 混雑 ] して無いポイントや [ 1パイしか入れないポイント ] が最高である。土日の釣行では、そんなに都合良く選べないとは思うが。どちらにしても最高級と称されるポイントでも [ 混雑 = 人災 ] に有ってはひとたまりも無い。些細な会話や舟上での移動等で水面も去る事ながら水中も災厄な状態になる。本気で 巨べら を Get したいのなら [ 孤独 ] な 釣り方 = ポイント を選べ。それは自分の [ 釣技 ] 等ではどうにも成らない事項だからだ。
- ポイント選定 - 周囲に障害物等が有るポイント !!
- ダムや湖そして川等で釣りをする場合 巨べら 釣りに限らず障害物を好むのは他の釣りも同じだ。しかしこれが大事な ポイント選定 になる。目に見える [ 杭 ] や [ 水没木 ] 等は狙い易いが、事見えない [ メクラオダ ] や [ 馬の背 ] 等の水中地形等は潜らないと判らない。 [ 駆け上がり ] もそうである。だから ポイント選定 項目に入るのである。目に見える物は自身で [ 確認 ] 出来るから良いが目に見えない物は 常連 に聞くか自身で探るしか確認のしようが無い。 巨べら なる生物は [ 警戒心 ] の塊である。その様な地形の異物や障害等を好んで絡む。欲を言えば 根掛り するポイントもお勧めだ。釣りを開始する前に細い [ ハリス&ハリ ] でワザと地底をなめ回し 根掛り をチェックするのも有りだ。そして [ 流れ込み ] や川等での [ ヘチ ] も狙い目だ。
- ポイント選定 - 乗っ込み期は慎重にポイントを選択 !!
- 私達 巨べら を愛する者はあの凄まじい ハタキ のシーンを見ると物凄く興奮する。まるで自分が 巨べら を射止めたかの様な錯覚を起す程。それはそうだ。目の前に生涯を賭けて [ 釣りたい !! ] と願っている 強モノ がウヨウヨと泳ぎ回って居るのだから。だけどそんな状況だからこそ [ 冷静 ] にならなければならない。 ハタキ = 釣れる 訳では無いのだ。実際、 巨べら なるモノ (美形) は [ メス ] が多く、卵を産みつけてる最中にエサを [ 捕食 ] しようとは思わない。その行為の [ 前 ] で有ったり [ 後 ] である可能性が高い。ただ稀にハタキ最中に [ 捕食 ] する行為も見受けられる。通常だと障害物の側を [ 短竿 ] で釣るスタイルが通例だが、ケースにもよるが陸っぱりで有れば [ 長竿 ] で沖目を狙ったりちょっと [ 深場 ] を狙うのも良いだろう。舟釣りなら叩いてる [ 後ろ側 ] を狙うのも一つの手だ。 乗っ込み = ハタキ をしている場所から離れて釣りをするのが最善の選択かもしれない。又は 巨べら が移動する 魚道 を狙えればそれに越した事は無い。又、浮きオダ等の障害物が在るので在れば、その際を短竿にて狙う方法も在る。
- ポイント選定 - 竿の届く範囲内のもじりは信用性抜群 !!
- 私達 巨べら師 は ポイント を決める際、一つの選定目安として当然 へら鮒 の もじり を確認する。それは当然の事で在る。 もじり が無いより有った方が良いに決まっているからだ。しかしその もじり なるモノが盛んに有っても、全く当てにならない処も存在する。がしかしそんなフィールドは稀で 7 ~ 8 割り程度 は信用出来る。又、その もじり の方向性も重要になってくる。自分が [ エサを打つ方向 ] へ向かってくるのか [ その逆 ] なのか。しかしエサ打ちをしてない 新規ポイント 等の場合、判断に困ってしまうが、陸っぱりで有れば一つの目安として [ 竿の届く範囲内か否か? ] で在る。エサ打ちポイントよりも遠い もじり で有っても回遊してくる釣り場も在る。かと行って幾ら もじり がエサ打ち近辺に有っても、全く駄目な場合もある。そんな時はやはり 常連 に詳しく聞く方が無難である。但し注意事項が有る。どんなに もじり が沢山有っても大勢でそのポイントに押し掛けては元も子もない。そんな時は、一歩下がってもう一度ポイントを見渡すのが良いだろう。人災程怖いものは無いのだ。
- * 最重要補足
- ここでの最重要補足は 台風 & 大雨 である。そしてこのサイトを閲覧してる全ての輩が、同じ様に行動出来る訳ではないが...
自然が巻き起こす現象は、私達 [ 人間 ] には、到底創り得る事が出来ない環境を意図も簡単に形勢してしまうのだ。その現象が 台風 & 大雨 である。 巨べら に限らず水中に棲む生物には、途轍もない影響を与える事は言うまでもない。河川に至っては、降水後・増水と共に流れがきつくなるので余り釣行はお勧めできない。しかし [ 山上湖 ] や [ ダム等 ] は、濁りが入り 巨べら 自体、警戒心が薄れる。すると接岸等の行動を起こし、捕食する傾向が見られる。現に 巨べら を専門に狙う輩は、 台風 & 大雨 後に釣行し、大型を Get しているので間違い無い !!
又、春先の 乗っ込み 期以外、 巨べら が安易にエサを捕食する事は皆無。絶対とは言い切れないが 9割方 当てはまるであろう。だからこそ・そんな時、釣行するので有る。間違い無く 巨べら を Get 出来るチャンスである。しかし、自然が起こす現象に我々は付き合ってられない。何せ仕事が有る。サラリーマン等の方々は、どの程度の確立で休日がぶつかるかである。だからこの世界、自営業が多いのも頷ける。
注 : 台風 & 大雨 後は、釣り場等、当然 増水 してるので十二分に注意し危険を冒してまで釣行はしない事 !!
- ポイント選定 - 重要事項おさらい !!
- 上記に記載した事項の ポイント選定 おさらい。又、補足として幾つか Pick UP させて頂く。
先ずは 泡づけ が有るポイントである。何の釣りでもそうだが昔からポイントを知る手掛りとして余りにも有名である。この 泡づけ も幾つかの種類がある。基本は [ 移動 ] する事が最低条件で [ でか過ぎず小さ過ぎず ] の 泡づけ がベストで有る。よく間違えられるのが魚では無い [ 地泡 ] である。一定箇所から出ているので判断がつき易いであろう。
次は 濁り の有るポイント。水が [ 増水 ] したり或いは水が [ 流れ込んだり ] 波等で水流が [ ぶつかり合う ] 時等に起きる現象である。この時水の色が [ コーヒー色 ] で有れば尚更良い。ケースにも因るが 巨べら の [ 警戒心 ] が薄れる事は間違い無い。又、先に記した [ アオコ ] が大量発生した時も 巨べら 自体、警戒心が薄れる場合がある。
更に 日陰 になるポイントだ。それは [ 橋桁 / 桟橋 / 覆い木下等 ] 日が差し込まない箇所。私達にとっては [ 釣り辛い ] 以外何ものでもない。だから良いのである。何度も記載するが 巨べら なる生物は [ 警戒心 ] の塊である。だから [ 隠れて捕食する ] イメージである。
そしてそのフィールド自体に 巨鯉 や 巨合いべら 等が生息する ポイント。捕食するモノ自体 巨べら とは異なるが、そこまで大きくなると言う事はその水質自体 [ 栄養 ] が有ると言う事。私の個人的見解だがその他の魚種が大きくなっていると言う事は 巨べら 育つ環境と言う事でも有る。
そして最後に ポイント選定 では無いが釣り方のポイントとして。釣り始め結構な時間が経っているにも関わらず全く持って [ 魚っ気 ] が無い場合。よくやってしまうのがエサを切る時。竿で水を切る音も出来るだけ避ける事だ。何度も記載してるが 巨べら 自体、警戒心が強い。 [ 魚っ気 ] が無くてもエサを切る時は [ 静か ] に切る事。空アワセが煩い程、 巨べら は遠ざかると思え。
* Check - 自分の信じた [ 釣り方 / ポイント ] を貫け !!
あえてこの Check 項目欄を設けた。それは何故か ? 誰しも釣行すれば [ 巨べらを釣りたい !! ] と思うのは当然の話である。しかしである。胸をワクワクさせ釣り場に着き、周りからの情報や現場の状況等で ポイント や [ 釣り方 ] 等を変えた事は無いか ? そして結果が出ればいいが... 私はそんな経験をたんまりとしてきた。そしてそんな時、必ず頭に横切るのが...
[ 何故自分を信じなかったの ? ] 的な気持ち。釣れようが釣れまいが結果がどうであれ 自分の信じた釣り方 を通していればこんな [ 後悔 ] なる気持ちは湧かないのである。 [ 何しにその釣り場へ行ってるのか ? ] 目先の 1枚 に惑わされ本来の趣旨を忘れる自分が腹だたしい。目的のサイズに届かなくても良いと思う者はこの Check 項目はスルーして頂いて結構である。あくまで自身の 大型記録 に主を置くのであれば重要チェックポイントになるのは言うまでも無い。
そして 信じ貫け ! 自身の [ 釣り方 / ポイント ] を !!
* 注 意
この 巨べら師養成所 に記載されている内容は、サイト監修する へらマニア の独断と偏見で構築されてます。予めご理解の元・ご利用下さい。又 巨べら師養成所 並びにサイト内にてリンクする [ 巨べら師養成所フォトギャラ ] 並びに [ 巨べら専用浮き-Mania ] を閲覧・愛読・愛用しただけでは 巨べら なる強モノを釣り上げる事は出来ません。しかし 巨べら 釣りをする為の基礎情報は、限りなく掲載して在りますのでお気軽にご利用下さい。